今日は何の日? 記念日を掘り下げてみる。

単なる語呂合わせだったり、深~い意味があったり。掘り下げてみると面白い♪

5月29日 ― 国連平和維持要員の国際デー

  

国連平和維持要員の国際デー

〔International Day of United Nations Peacekeepers〕

2002年5月29日(平成14年5月29日)

 

 

国連平和維持活動(PKO) *1に関わった全ての人の献身に深く敬意を表し、PKOによって命を落とした勇気ある人々を追悼する日。

 

この日、ニューヨークの国連本部では毎年、記念のセレモニーが開かれる。この記念式典では、国連事務総長が殉職したピースキーパーらを悼み花輪を捧げる。そして前年の殉職者の栄誉をたたえ、メダル贈呈式が執り行われる。

 

2012年には111人、2013年には103人のピースキーパーが命を落とした。国連PKOが始まった1948年以来、65年間で累計3,100人以上が殉職している。

 

この記念式典の目的は、国連平和維持要員として殉職した人々を追悼するとともに、要員らの献身に対し感謝と敬意を表すことにある。

 

2013年末現在、15のPKOミッションが展開しており、軍・警察の制服組がおよそ9万8,000人、文民がおよそ1万8,000人、合計11万7,000人が不安定な情勢の中、命の危険と隣り合わせの厳しい任務に当たっている。人員数・予算規模ともに国連の通常予算と国連事務局をはるかにしのぐものに拡大している状況だ。

 

 

女性のピースキーパーはどれぐらいいるのだろう?

 

1993年ではわずか1%。

 

その後、少しずつ増員してきてはいるものの、2012年で軍3%、警察10%にすぎない。文民担当官についても、国際スタッフでは約30%、現地スタッフで約20%と、国連本部でスタッフ全体のおよそ50%が女性であるのに比べ、大きく下回っている。

 

しかしながら、2014年3月現在では、南スーダンリベリアコートジボアールキプロス、ハイチの5つのPKOで女性がトップを務めるようにもなっている。そして、2014年5月、ノルウェーのクリスティン・ルンド少将が女性初のPKO司令官に就任した。国内外で34年の豊富な経験を持つルンド少将は、キプロスの平和維持活動を指揮する。

 

21世紀型のPKOは、従来の停戦監視などの役割から、国内紛争に対応する多機能型のものへと大きく進化している。そこでは、和解の推進、市民の保護、兵士の武装解除と社会復帰、選挙の実施、人権保護の推進、治安の改善、法の整備など、細やかな配慮を要する分野での活動の比重が大きくなるため、女性のピースキーパーの存在が一層必要とされる。

 

紛争が起こると、常日ごろから弱い立場に置かれた人たちに一層のしわ寄せが来る。その観点から、男性と女性とで紛争の経験は異なる。こうした課題に心を砕きながら平和維持活動を行うには、女性のピースキーパーが不可欠であると言える。

 

ところが、女性(子どもを含む)は特に性暴力のリスクにさらされやすいため、女性の参画がなかなか進まないというのが現実だ。

 

 

 

この記事を執筆しながら、性別の壁は、どのような世界においても、高く厚いものなのだな・・・という感想を抱いた。

 

 

 

*1:Peacekeeping Operations

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